盲導犬育成

クラブ設立時から角膜障害で失明し、暗黒の世界で社会復帰を目指して愛の光を待ち望んでおられる方に、”角膜障碍者に愛の光を”をテーマに活動を推進し、平成29年7月現在、献眼登録1,292名様、献眼10名様、アイバンク基金9,818,059円、盲導犬育成基金2,329,911円となりました。
アイバンク活動はライオンズクラブ国際協会奉仕活動の最重要テーマです。

アイバンクとは

角膜障害で失明され、暗黒の世界で愛の光を求め角膜移植を待って居られる患者さんは全国に約3,000名居られます。さて、この人たちは角膜を移植することにより100パーセント光を取り戻し社会に復帰できるのです。

角膜とは

眼の瞳を覆った約0,5mmの透明な膜のことです。ある方は野球でキッチャーをしていて、ホームに滑り込んできた選手の砂埃をもろに目に受けて角膜を損傷されました。その他、細菌による角膜障害、思春期におきやすい病気、円錐角膜  等々あります。この様な障害がありますと角膜が濁り目の前にカーテンを下した状態で光を遮り視力が失われます。

さて、アイバンク(眼球銀行)とは厚生労働大臣の認可を受け、角膜移植希望者の環境づくり活動と眼球をお世話(斡旋)する財団のことです。山口県には県庁内の山口県医療政策課内に【公益在団法人やまぐち移植医療推進財団】があります。

献眼とは

先ずは献眼登録をして頂きます。受付窓口は《新南陽若山ライオンズクラブ》又は《やまぐち移植医療推進財団》にお申し付けください。 献眼登録されましたらご家族に献眼の意志を良くご理解頂いて下さい、せっかく尊いお気持ちがあってもご家族から申し出がなければ献眼は出来ません。

献眼の申し出 崇高なる人間愛ありがとうございます

亡くなってからご家族の申し出により献眼できます。角膜は10時間以内に摘出しなければ移植出来ませんので早急な申し出が必要です。家族が亡くなる事は人生で経験した事のない一番大きな悲しみと心の動揺のときです余程の献眼の思いがないと時期を失います。申し出は 新南陽若山ライオンズクラブ電話”080-3096-8897″ 又はやまぐち移植医療推進財団に電話して下さい “0120-12-1110”電話受付後2時間程度で担当の眼科医師が駆けつけます。

摘出場所は

自宅、病院、葬祭場、等 場所は問いません、故人の枕を高めにして湿ったタオルを瞼に覆って「乾燥を防ぐ」お待ちください。40分ぐらいで手術は終わります。摘出後は義眼を入れますので何の違和感もありません。

感謝

29年前にはまだボランティアという言葉さえ聞きなれない時代でした。

今でこそ休日毎にどこかの会場で歌の祭典が開催知れるようになりましたが、当時は、大きな舞台で素人がエントリー料まで払って歌うなんてとんでもない時代だったと思います。

それでも会員たちの必死の努力と、地域の方々の理解とご協力をいただいて、この事業が始まりました。

頂いた出演料と入場料から舞台使用料等を差し引いた残りのすべてをアイバンクに寄付をしたのが始まりでした。

また献眼に対する啓蒙活動にも力を尽くしてまいりましたが、10名の尊い献眼をいただき20名の方々が、愛の光を取り戻し普通の社会生活ができるようになりました。

献眼登録をして下さった方は千二百名を超えました。

お陰様で中断することなくアイバンクに約1千万円の寄付と、九州盲導犬協会に、約2百万円の寄付が出来ました。継続は力なりと申しますが、これはすべて変わらぬ支援を続けていただいた地域の方々のご協力によるものです。ただ、ただ、感謝です

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