◆献眼活動20年目の献眼◆
市民皆様の御協力の下、献眼活動を始めて20年目を迎え、アイバンク基金800万円、献眼登録1000名様と成果は上がっておりますが、献眼は10年目の節目の年に2名様に頂きましたが、それ以後は実績がなく活動に行き詰まった感があり、どうすれば献眼に結びつくのか模索する毎日で、”献眼宣言書” (遺言)を提案したりしたものでした。
◆有難い献眼の申し出◆
そんな悩みを抱え込んだ10月に、いみじくもアイバンクチャリティショーを手伝って頂いている國廣佳子さんから養護老人ホームでお世話になっている父が様態が悪いのでその時は献眼を致します、と申し入れがありました。一周間ぐらいは携帯を枕元に置いて、國廣さんから間もなくのような、良くなった、様子が悪い、取り戻した、奇妙に夜中のやり取りをしていましたが、10月20日の未明2時頃に國廣さんから電話があり、今でも忘れられませんが お待たせしました と連絡があったのです。
◆崇高な献眼に勇気百倍◆
勇気百倍、献眼のお願い活動を前向きに考えていた11月27日に橋本様のお母さんをお見舞いに行きましたが、すでに意識はなく脳死の状態でした。その日は献眼の話は切り出せなかったのですが翌日、勇気をもって献眼について説明し献眼のお願いをしたのです。その時の橋本様の言葉が今でも忘れられません。
人助けならええ事じゃあないぜぇ 次の朝橋本様から連絡があり、身内に相談したが、皆がええことじゃ と言って承諾してしてくれた、との事でした。12月5日橋本様から連絡があり崇高なる献眼を頂きました。節目の20年目に、お二人の献眼を頂き、これを契機に次の次へと献眼が続くのです。